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靴業界最大手 中国から生産ラインを撤退

2015年12月12日

【新唐人2015年12月11日付ニュース】

 

台湾企業の中国からの撤退が相次いでいます。台湾紙・ネクストマガジン(壹週刊)は、靴の受託生産の世界最大手、台湾の宝成(ポウチェン)工業が、生産ラインを中国から撤退すると報じました。撤退の理由は、社会保険の支払いなどによるコストの大幅な増加です。

 

去年4月、宝成工業傘下にある東莞(とうかん)市の裕元(ウィウェン)工業が従業員の社会保険の全額を支払わらなかったとして、従業員3万人がストライキを引き起こしました。ネクストマガジンによると、同社の社会保険の未納額は100億円を超え、コストが大きく増加したため、中国からの撤退に踏み切ったそうです。

 

ネクストマガジンの報道に対し、同社は、「中国からの撤退を考えておらず、中国は弊社の重要な生産基地である」と書面上で表明しました。

 

宝成工業は世界中に営業拠点が点在し、ナイキ、アディダス、ティンバーランドを含む国際ブランドを受託生産していますが、近年、従業員によるストライキが後を絶ちません。

 

2014年3月、ベトナムの工場でストライキが発生。数千人のデモ隊が国道を占領し、深刻な交通渋滞を引き起こしました。

 

同年4月、東莞市の裕元靴工場で、従業員の社会保険未払いによって、3万人がストライキを引き起こしました。

 

また、2015年3月には、東莞裕元靴工場で再びストライキが発生し、参加者は2千人に及びました。

 

「裕元靴工場のストライキ規模は2012年10月海南省で発生した。発電所建設に反対する万人のデモよりも大きく、中国の史上最大級だと思います」

 

また、「 五険一金(ごけんいっきん)」が義務つけられたことにより企業の負担は大きくなっています。「 五険一金」とは、 養老保険,医療保険,労災保険,失業保険, 生育保険と住宅積立金のことです。統計によると、東莞市の台湾企業7000社のうち、現在残っているのは5000社で、増税、賃上げによるコスト増加、ストライキ、人手不足などが彼らの中国離れを後押ししたと考えられます。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

 

http://www.ntdtv.com.tw/b5/20151125/video/160855.html?(中国語)

(翻訳/小松 ナレーター/萩野 映像編集/李)

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